
BOOK CLUB
みよたBOOKS読書会 in 2024
活動4年目のみよたBOOKS。2024年も私たちの原点である「『本』を通して自らの『暮らし』を見つめ直す」を大切にしながら、活動を展開していきます。
今年の読書会の大テーマは
時を経て、いま読みたい本
昔読んで感動した本を、いま改めて読み直したい
若かりし頃から気になってたのに未だに読めてない本を、いま読みたい
昔読んだけど当時はピンとこなくて、いま改めて読んでみたい
若かった時分と歳を重ねた今と、この本から感じるものはどう違うんだろう
etc...
人生のどこかで出会って、ずっと心の中に留まっていた本。それなりの時間を隔てて「いま」、その本を改めて読み直してみたら何が見えてくるのでしょう。感じたこと、見えてきたものを、参加者の皆さんとわいわいと自由に語り合うことで、さらに新しい気づきを得られるかもしれません。

Vol.1 2024/01/26 (Fri)
@KOICHIRO COFFEE (御代田町)
課題本をみんなで選ぼう
第1回は課題本はなく、皆でわいわいとおしゃべりしながら、2024年の課題本(5回分)を選ぼう!という集い。参加者それぞれが大テーマに沿って「これぞ」という推薦本を持参。参加者みなで「読書会を作るプロセス」を楽しみながら課題本を選びました。
Vol.2~6の5回シリーズの課題本ラインアップはこちら↓↓。
Vol.2 2024/03/21 (Thu)
@SANGA COFFEE (御代田町)
「海からの贈物」を読む
「海からの贈物」 アン・モロウ・リンドバーグ、新潮社(1967年)
◇推薦者IHさんのコメント◇
20代前半に大都会の片隅で人生に迷い、疲れ果てていた頃に読んだ本です。日常の喧騒を離れて離島の浜辺でひとりで過ごす時間の中で、アン・モロウ・リンドバーグが自分自身の生き方、内面の在り方を内省した名著。海辺のさまざまな貝殻の形になぞらえて紡ぎ出される文章の静謐さに当時ものすごく感動したこと、ひとりになる時間を持ち、自分を取り戻すことの大切さを実感したことを覚えています。あれからウン十年が経ち、浅間山の麓で自然に囲まれて暮らしている私に、この本は何を語りかけてくるのかな、と読み直してみたくなりました。
Vol.3 2024/05/17 (Fri)
@KOICHIRO COFFEE (御代田町)
「奇跡の人」を読む
「奇跡の人 The Miracle Worker」 原田マハ、双葉社(2018年)
◇推薦者NFさんのコメント◇
初版が2013年、文庫版が2018年発行なので「時を経て…」という今回のお題には若干新しい気がしますし、実は改めて読むのではなく、積読をこの機会に解消しようという目論見で選んだ1冊です。
美術館で勤務し、キュレーターの経験を持つ原田マハの小説は、ゴッホなど画家を扱った作品を中心に読んできたのですが、本作は手つかずでした。パラパラとめくったことはあるものの、タイトル通り、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生の物語を、同じ時代(明治20年)の日本を舞台に再現したんだな…ぐらいの理解でそのままになっていました。
最近ふと後書きを先に読んでみたところ、「実話をフィクションにすることで初めて書き得た崇高で強靭な物語」という書評にグッと心掴まれています(後書き読み、禁じ手ですが、今回はおすすめします)。日本に置き換えることがこの作品の真骨頂で、そんな実話と小説の違いなども読書会で語れたら…と思います。
Vol.4 2024/07/12 (Fri)
@KOICHIRO COFFEE (御代田町)
「WHAT IS LIFE? 生命とは何か」
を読む
「WHAT IS LIFE? 生命とは何か」 ポール・ナース、ダイヤモンド社(2021年)
◇推薦者KEさんのコメント◇
普段、小説ばかり読んでいる私。ふと本棚に目をやると、当時中学生で科学に興味のあった長男へ誕生日プレゼントに贈ったこの本が目にとまった。誰でも一度は考える『生命とは何か?』という問題を、イメージだけではなく、実験を重ね可視化し、その疑問に的確に答えようとする、科学とそれを取り巻く学者のすごさがわかる感動の一冊です。また、翻訳された竹内薫先生は、長男が好きなサイエンス作家さんということもあり、初心者でも読みやすく、これまでの進化論の歴史がよくわかる本でした。
普段目には見えない、けれど一番近くにある自分のからだ、そして細胞について世界は繋がっている!ということを実感したので、皆さんといろいろな感想を共有できることを楽しみにしています!
Vol.5 2024/09/13 (Fri)
@KOICHIRO COFFEE (御代田町)
「フェルメール 光の王国」を読む
「フェルメール 光の王国 (翼の王国books) 」 福岡伸一、木楽舎(2011年)
◇推薦者WMさんのコメント◇
「光の王国」は、福岡伸一が描く科学と芸術の交差点で、私がかつて顕微鏡少年だった自分を思い出させます。フェルメールの絵画は、大航海時代の息吹を感じさせ、その時代、日本が戦国時代であったとはいえ、世界と繋がっていたことを示しています。
この本を読むことで、私たちはフェルメールの絵画を通じて、17世紀のオランダの黄金時代を垣間見ることができます。また、芸術も科学も、いかに世界を記述するかという一点において、その目的は同じ・・・生物学者である著者が力説するところの動的平衡であると気づかされます。
これらの理由から、私は「光の王国」を課題本として選択しました。この本は、科学と芸術、そして私たち自身との出会いを提供してくれます。それはまさに、光の王国への招待状です。
Vol.6 2024/11/22 (Fri)
@KOICHIRO COFFEE (御代田町)
「春の窓」を読む
「春の窓 安房直子ファンタジー」 安房直子、講談社(2022年)
◇推薦者SEさんのコメント◇
彼女の作品をはじめて読んだのは、おそらく小学4・5年生のころでした。青い雨傘をつくる若い職人さんが、やがて最初の気持ちを忘れて売れる傘ばかり作っていき…というお話で、作者名はもちろん、作品のタイトルすら忘れていたけれど、さびしい印象を子どもの心に残す作品でした。その作品にばったり再会したのが、40代後半になってのこと。当時の記憶もなかったので、初対面だと思って話していた相手が、実は小学校時代のクラスメートだったとわかった、くらいの驚きの再会です。作者は安房直子でした。年齢を重ねて出会い直してみると、彼女の作品は、なんとなくさびしく、美しい物語ばかり。「はじめまして」の方も、「お久しぶり」の方も、安房直子の世界について一緒にお話しませんか?
